minidx を買ったので DP やる

Game

前回は iPad で IIDX DP をやってみたけど、やってて虚しくなってしまった。
この際、静音性は置いといて、すぐに片付けられる省サイズの物が欲しい。作るの簡単な鍵盤部分だけ DIY して皿は iPad でやろう…などと考えていたら、Yuancon から minidx という小さいコントローラーが出ているのを知って買った。
Yuancon - Your rhythm game online store | MiniDX

買った

鍵盤と小さな皿に 3 つのボタン。最小限の構成。

minidx の前面

寸法は以下の通り。参考までに、同じく省サイズな DAO FPS EMP の寸法も括弧内に記載する。

  • 横幅: 約 380mm(465mm)
  • 奥行き: 約 120mm(210mm)
  • 高さ: 足〜皿の軸頂点までで約 90mm(110mm)

FPS より一回り小さい。
1P と 2P の間に必要な隙間は約 170mm で、2 台を並べてプレイするには約 930cm 必要。それでも AC の横幅が約 1300mm とすると、370 mm 短い。
何よりも、奥行きがとても短い。E ボタンを皿と鍵盤の間に設置することで、この省スペースを実現できている。位置が変わっていることでギアチェン操作で戸惑うかもしれないが、鍵盤の真上に置かれるよりは、誤爆の心配がなくて良い。
メタル製のためか、小ささの割には重いのは難点。

minidx を横に2台並べた

鍵盤の本体とバネは非純正のもの。スイッチは Gateron 製で、オムロンの D2MV-01 とは押し心地がだいぶ違う。Gateron のスイッチはクリック感がある。VX-01-1C23 寄りなのかもしれない。
実際にプレイすると差異は感じられないけど、Gateron のスイッチは日本から仕入れづらそうなので、はじめから三和に入れ替えておいた方が良さそう。

Gateron のマイクロスイッチ

まず鍵盤を外して、バネを三和製に交換。また、シリコンスプレー&接地面にフェルトシートを貼って、静音化を施した。 メンテは裏面のネジを外して行う。プレイサイドの交換は、前面も外す必要がある。
本体の高さが低いため、配線がギリギリ。

minidx の裏面を開けた。コードが絡まってる

接続は USB ケーブルでやる。 接続時はキーボードモード。一番上のボタン(配線によっては一番下)を押しながら USB ケーブルを挿すと INFINITAS モードになる。

お皿はどうなのか

鍵盤部分にあまり違いはないとして、気になるのがお皿。小さいだけでなく、高さも鍵盤とほぼ同じで、AC とは仕様が異なる。
DP では着地が必須なので、皿絡みに支障が出るのでは?と思っていたけど、結論から言えば、ほとんどの譜面のプレイ感覚に違和感はなかった。BSS や黒鍵からの着地・無理皿がちょっと違うな、ぐらい。

自分の皿運指は、多分オーソドックスなやつだと思う。 手を少し張って、親指以外の指で皿の内側45度の中を回しに行く感じ。隣接は小指。
この運指で minidx を使って、試しに色々な着地、無理皿、連皿が絡む譜面をプレイしてみた。

違和感なくできた譜面

  • DXY! DPA
  • era (nostal mix) と era (step mix) DPA
  • GALGALIM DPA
  • GENOCIDE DPA
  • Holic DPA
  • MENDES DPA
  • QQQ DPH
  • SCREAM SQUAD DPA
  • サヨナラ・ヘヴン SPA 皿ありDBM
  • †渚の小悪魔ラヴリィ~レイディオ†(IIDX EDIT) DPA ※クリアできてない

お皿が大変そうな曲を一通りやってみたけど、特に違和感なくプレイできた。
なんなら era は加速後からラストの低速までを全部繋げられた。

若干の違和感があった譜面

  • CHECKING YOU OUT DPH
  • Dynamite DPA
  • Red. by Jack Trance DPA
  • 1116 DPA
  • 革命 DPA

AC で皿の上部も回すような運指が求められる譜面は、プレイ感覚が若干違った。例えば BSS や MSS だったり、ホムポジから右上寄りにスナップ効かせて皿を取りに行くケース(革命でいう2P 1+6+S)や、皿からホムポジになかなか着地できないケース(チェッキンや 1116) がそれにあたる。ただ、ちょっと違うなーぐらいでクリアに支障は全くない。

まとめ

E ボタンの位置、メンテのしづらさ、AC と違うお皿などクセはあるものの、コンパクトで取り回しの良いコントローラー。在庫が少なく円安で値段が高いけど、それでもプレコンや DAO コンなどに比べれば十分手が届く範囲。
気になるお皿は、個人差はあるかもだけど、日常レベルの無理皿や着地程度なら全然気にならないレベルだと思う。